12時の鐘が鳴る頃に…
「変身させがいがありますね」
「皆さんを驚かせてやりましょう」
「さあ、どうぞこちらへ」
「え!?あ、あの…!」
私を椅子に座らせると、目の前に二人、背後にも二人回ってきた。
圧迫感がとてつもない。
それでも、私には聞きたいことが…!
「こ、これはどういう状況ですか?」
「「「「…………」」」」
「あの方は…」
「言葉足らずなんだから…」
はあ…そこに居る誰もが息を吐き出す。
何が何やらさっぱり。