12時の鐘が鳴る頃に…
【Ⅲ】
「あら、まだ居ますのね。あの方」
「本当だわ。あのような方と同じ教室だなんて…」
「どうして、この学園を選んだのかしらね」
「庶民がこの学園に入学しても結局は庶民じゃない」
あはは、うふふっと笑う彼女たち。
彼女たち(約2名)はこのクラスのボス的存在だったはず。
興味がないので、定かじゃないけど。
何でも、親が大企業の役職者だとか。社長ではないんだ。ふっ…