12時の鐘が鳴る頃に…

元はお父さんが経営していたのだけれど、他界した後お店を潰させたくなくて、叔父さんがこの後を継いだ。

後々は私がこの店を継ぐつもり。

お父さんが残してくれたものだから。


お店のユニフォームに着替えると、私は店先に立った。

あ、一応言っておきますが、今の格好は地味子ではない。

あれは学校限定。

故に、学校の皆さんが今の私を見ても、同一人物だとは思わないだろうな。

全然、違うから。

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