12時の鐘が鳴る頃に…

「安心して頂戴。貴方の相手は私たちが決めて差し上げたわ。ほら、あそこに居る彼よ」

「せいぜい、庶民同士頑張ることね」


そして、再び高笑いを響かせると、二人はその場から去っていった。

何で、私の考えていることが分かったの?…コワッ。


背中を悪寒が駆け巡った。駆けたんじゃない、駆け巡ったです。ここ重要。

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