12時の鐘が鳴る頃に…

だって、また来てくれるだなんて、美味しかったってことでしょう?

美味しくなかったら、2回目なんて来ないもんね。

このまま、彼が常連客になってくれるともっと嬉しい。なんて。


「いらっしゃいませ!」


いつもより、格段の笑顔での接客。嬉しい気持ちが大きいから。

自然と顔が緩む。このまま、鼻歌でも歌いだしたいくらいに。歌わないけど。

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