12時の鐘が鳴る頃に…
それに、何で居るの?それが一番気になるところ。
今まで、一度だってレッスン室に来なかった彼が。
そりゃ、来て欲しいとは思っていたよ?でも、どうして急に。
どういう風の吹き回し?さっぱり、分からない。
「今日から、僕も練習に付き合いますよ」
「え?」
「いらないですか?」
「とんでもない!是非、お願いします!」
ま、まさか!まさかのまさか!
原口くんがダンスに付き合ってくれるだなんて。
こちらとしては、願ったり叶ったり。ああ、でも…