12時の鐘が鳴る頃に…
自分でも空気読めてないなと思いますよ。
でも、気にしません。思ったことは言いたい人ですから、私。
堪えるけど。言っていたら切りがないので。
思うところで止めます。
「僕が手取り足取り教えて差し上げますよ」
「え!?」
「何ですか。その驚き様は」
「いや、あの…」
「失礼な人ですね。ダンスくらい僕でも踊れますよ」
そう言って、私の手を取った原口くん。
すると、どこからともなく音楽が聞こえてきた。