12時の鐘が鳴る頃に…

と言うことで、もう一度…バチッ!まずい!

見た瞬間、目が合ってしまった。

ど、どうにか誤魔化しを…


「た、度々すみません…私の知り合いに似ていて…」

「知り合い、ですか?」

「はい。同じクラスの男の子なんですけど」

「そうなんですか…」


そうこうしている内に空いている席へと辿り着いた。

胸に抱えていたメニュー表を彼に差し出す。

すると、彼は直ぐにあるものを注文した。

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