三つ子の最強伝説
雅。
「雅。ストーカーいたんだ。」
言ってくれたらよかったのに。
「あぁ、居るよ。ストーカーっつっても、ケンカしろって。毎日毎日うるさいんだよ。どうやったかは知らんが、私が晴嵐の副総長だと知っているようだ。」
「え゛!?」
なぜそれをもっと早く言わない。
ちょー重大な事じゃないか。
「けど、情報がまるまる流れるとは思わない。私は奴と一度対決して、奴が負けたのだからな。しかも、奴は情報を流したら、私を独り占め出来なくなるのだから。」
まぁ、確かに。
容姿はバレたとしても、変装すれば問題ない。
「ところで、命が寝てるんだけど、起こさねぇでいいのか?」
雅の指を指す方向には再び布団に潜り込んだ命。