三つ子の最強伝説


「寝るな!起きろ!」


「Zzz~」

命をうつ伏せにして、乗っかって揺すぶって居るのになんで起きないんだ。

コイツを毎朝起こしている目覚まし君には感謝だな。

しかし、さすがに私も。

(-"-;)

そろそろ堪忍袋の尾が…。


「起きよっか。命?」


いやぁ、それがさ。
思った以上に低い声がでちゃったわけですよ。


「はいぃぃぃ!起きます起きますっ!すいません!」

って、飛び起きてベッドの上にへたり込んだ。

私はその勢いで、ベッドの上に仰向けで倒れた。

いゃ、あのさ。

そんなに慌てなくても。


なにもすぐに殴って起こしてしまおうと思ったわけじゃぁないんだが。


まぁいいや。


「さぁ。命も起きたし、早く準備しなさい。」


私はベッドから飛び降りて、未だに顔が強ばっている命をベッドから引きずりおろした。


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