*甘きゅん注意報*
「……好きだって、言ったろ?
だったら、付き合いたいに決まってんだろ」


耳元で囁かれる悠真先輩の息が、くすぐったい。


それから……。


「俺のことを好きになれとも言ったよな?
で、どうなんだよ? おまえ、そこんとこ」


耳元に流れ込んでくる悠真先輩の声が、色っぽすぎて……。


「……っ」


杏奈は、思わず、ギュッと目をつむった。


そうじゃないと、ドキドキして、心臓がもちそうになかったから。
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