*甘きゅん注意報*
「……え?」


今までは……有無も言わさず、杏奈のことを引っ張っていったのに。


今日の先輩は……強引じゃない。


そう思ったら……うれしくなった。


「明日のお昼は、大丈夫ですよ!」


「そっか、ありがと。
じゃあ、明日」


スッと片手をあげて、小さく笑って、先輩は杏奈に背を向けた。


なんだろ……。


今の先輩、ちょっとだけ……きゅんとした。
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