*甘きゅん注意報*
「先輩がまっ赤になるの知ってるの、杏奈だけじゃないですよ。
実夏ちゃんだって、最近では先輩のこと、かわ……」
「……ったく。
それ以上言ったら、口を塞ぐって言っただろ?」
「……っ」
都合が悪くなると……先輩が杏奈の口を大きな手で塞ぐのも、いつもと同じ。
「……ったく。
今すぐここで、塞いでやろうか?
おまえのその口。
今とは別の方法で」
先輩は……もたれかかっていた木から身を起こし、杏奈の瞳をのぞきこんだ。
実夏ちゃんだって、最近では先輩のこと、かわ……」
「……ったく。
それ以上言ったら、口を塞ぐって言っただろ?」
「……っ」
都合が悪くなると……先輩が杏奈の口を大きな手で塞ぐのも、いつもと同じ。
「……ったく。
今すぐここで、塞いでやろうか?
おまえのその口。
今とは別の方法で」
先輩は……もたれかかっていた木から身を起こし、杏奈の瞳をのぞきこんだ。