*甘きゅん注意報*
……と思ったら、今度は杏奈の腕を掴んで引き寄せ……耳元に口を近づけて言った。


「悠真先輩って、本当に杏奈のことが好きなんだね~」


「……え?」


「だって~。
コレだって。
休憩まで持っててだって~!!」


ニマニマっと笑って、杏奈の首元のふわふわタオルを指でつまむ実夏ちゃん。


「杏奈は~?
あんなに悠真先輩にアピられてるんだから~。
当然!! 好きになっちゃったでしょ~?」


「……っ」


実夏ちゃんの言葉に、なんて返事をしようか迷った瞬間……。
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