君たちを救うから。
15歳の朝
6月1日晴れ。
目覚めは最悪。
私は、天使美樹。
15歳の中学3年生。
何の因果か知らないけれど、私は同じ夢をよくみる。
高校3年生になった私の夢だ。
当たり前に学校に行って、恋人がいて、クラスメイトとの関係も良好。
そんな私の夢だ。
そう、夢なのだ。
だって私は学校にも行かずに毎日部屋の中に居るのだから。
きっと私はそんな未来になって欲しいという夢が無意識にもあるのだと思う。