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ヒーローｰ…マン？いや､違う！



ヒーローマンと思った人物は､何と普通の男子高校生だった｡



説明が遅れましたが､ヒーローマンとは私とここちゃんが大好きな戦隊ものの主人公です！



「何すんだよ､てめぇ！」



気絶している不良を見て､もう１人の不良がヒーローマン(偽)の胸ぐらを掴んだ｡



そっか！倒れた不良君は何かに飛ばされたんじゃなくて､ヒーローマン(偽)に蹴り飛ばされたんだ～！



…って､感心してる場合じゃない！



「待って下さい！この人は関け…｢朝から目障りなんだよ！｣



━ドカッ！



私は慌ててヒーローマン(偽)を守るために､不良を止めようとしたが反対にヒーローマン(偽)に声を遮られ､


ヒーローマン(偽)は凄い険相で相手を睨みつけ､思いきり顔面を殴った｡



ヒーローマン(偽)なのに…怖い！



「おい､てめぇら！」


「｢ひぃぃ！｣」



顔を真っ青にしながら後退りする不良達に､今度はヒーローマン(偽)が不良達の胸ぐらを掴んで顔を近づかせる｡



「今度､また同じようなことをしたら…､次はぶっ潰す！」


「｢ごっ､ごめんなさ～い！｣」



そしてヒーローマン(偽)の一言に､不良達は情けなくもあっさりと逃げ去った｡