シングルベッド
その日からまた冴子は笑うようになったなんだか俺は胸がホットした。

そうやって微笑んでくれるだけでそれでいい、優しい笑顔の冴子・・・・

でもある日を栄えに冴子は夜たびたび出かけるようになった人が変わったように夜繁華街に

繰り出していく。

「最近どうしたんだ」「変わっちゃったなおまえ」たぶんレイプの傷がまだ癒えてないんだ

俺は様子を少しみることにした。

ある日だ、冴子が帰ってこない・・。

どうしたんだろう、何時間待ってもかえっこない。

翌日帰ってきたときは酒のにおいをぷんぷんさせて真っ赤なルージュをつけていた。

「男といたのか?」思わずかっとなって殴ってしまった。

「ごめんごめんごめん」

「お願いだよ冴子」「元のお前にもどってくれ」


「私だってもとに戻りたいよ」「でももう私は汚れちゃったのよ」

やっぱりレイプが原因で人格が変わってしまったんだ。

(かわいそうに)俺は俺の愛情でなんとか立ち直らせようと努力した。


「なあ今度の日曜日デイズに―ランド行こうか」「デイズに―ランドかあ」

「うんいいよ」結構冴子は乗り気だった。

「行こう」

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