ピエロなあなた
仮面(マスク)を被ったままのTAKUさんは、あたしを見た瞬間、パントマイムで『ストップ』ってやった。


「大丈夫。自分のお金だし、前回ほど出せないけど渡したいの。」


そう言ったら、TAKUさんは首を横に振った。



そして前回みたいに、懐からバラを出してあたしにくれた。今回も笑顔で渡してくれた。








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