おいでよ、嘘つきさん。
「スパイが本職。だって、金になるわ」
「相変わらず、金に汚い女だな」
「何とでも言ってくれて良いのよ。ちゃんと、金さえ払ってくれれば」
「わかってるさ。メリアの腕は本物だ。金なら、ほら払うさ。また、頼むぜ」
「ええ。また、いつでも依頼してね」
メリアは、男から金を貰い妖艶な笑みを見せます。
「あぁ、幸せ…」
大金を手にして悦に浸る。
この瞬間が、メリアのお気に入りです。
「だって、欲しいモノや、したい事には金が必要なのよ」
メリアは金の亡者です。
メリアの豪遊伝説は数え切れません。