おいでよ、嘘つきさん。
栗色の短髪、栗色の瞳、整った顔立ち、かわいい笑顔の男性。


メリアは、その男性に見とれてしまいました。


男性はメリアには気付いていないのか、談笑を楽しんでいます。


「かわいい!!」


メリアは、男性を一目見て気に入ります。


「何て可愛らしい男性なの!?こっちに気付いて!」

メリアは、すっかり仕事の事を忘れ男性に恋心を抱いてしまいました。


しかし、男性はメリアに興味がないのか全く気づきません。


「この私が目に入らないですって!?」


メリアは、もどかしさを感じます。


どんな男性でも、メリアに見つめられたら恋に落ちるというのに。


メリアは初めての屈辱感に唇を噛み締めました。
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