おいでよ、嘘つきさん。
結局、スープを5杯もおかわりしました。
少年は、まだ食べたかったのですが「怒られるかも」と思い止めたのです。

すると、女性は無表情で聞きました。
「パンとソーセージもあるけど食べる?」

少年は、驚きましたが頷きます。
また、女性は静かに立ち上がり台所へ行きました。

「絶対に天国だ!」

少年は思いました。

「クリスマスに天国に来たんだ!」

少年は何故か嬉しくなってきました。

「あの人は、天使かな?それとも神様?」

少年が悩んでいると、女性が静かに現れました。
そして、パンとソーセージを少年に渡すと、また椅子に座り読書を始めました。

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