狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
「って、愁太には全然興味ないもんね。そんな話されても困るかぁ」
いくら仲の良い幼なじみって言っても、あたしと愁太が恋愛の話をしたことなんてほとんどない。
普段する話と言えば、もっぱら食べ物の話。
どこのお店のラーメンが美味しいとか、近くにケーキ食べ放題の店ができたとか。
愁太は男の子の割に甘い物もいけるほうだし、一緒にご飯を食べに行くことも多かった。
あっ。だけど、もう……ダメなのかな……。
あたしはもう星哉と付き合ってるし……。
付き合ってるってことは……彼女……だしっ?