狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
「冷たっ!!」
驚いて顔を上げると、そこにはにっと笑う愁太がいた。
「そんなにビビんなよー」
悩むあたしの気持ちなんてつゆ知らず、愁太は驚くあたしを見て楽しそうに笑った。
そんな愁太に怒りのボルテージが一気に急上昇する。
「しゅぅぅぅぅーーーたぁぁぁぁ!!」
「ん?何だよ。何怒ってんの?」
「何だよ、じゃない!!愁太のせいで大変なことになっちゃったんだから!!」
「は?俺、なんかしたか?」
「した!!」
「俺が何したっていうんだよ」
訳が分からないという様子の愁太。
あたしは泣きそうになりながら愁太に怒りをぶつけた。