狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】

「……――お疲れ」


そんな低い声がシーンッと静まるあたりに響く。



「……――星哉だ」


暗闇の中にいてもすぐに声で星哉だって分かった。


慌てて一歩踏み出そうとしたとき、


「……――星哉!!!」


隣にいた瑞穂ちゃんがそう叫んであたしの横を通り過ぎていった。
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