狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】

「もしかして、桃華ちゃんの言ってた彼氏って星哉のことなの?」


すると、あたしたちの会話を横で聞いていた瑞穂ちゃんが口を開いた。


その時、不安そうな表情を浮かべながら、星哉の腕に回す腕にグッと力をこめたように見えた。



「……――お前はナオに送ってもらえ。いいか?絶対に一人になるなよ」


星哉は話をさえぎるようにそう言うと、瑞穂ちゃんの腕を自分から解いた。
< 289 / 410 >

この作品をシェア

pagetop