狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
「もう彼女……できちゃったりしたのかなぁ……」
「は?なんで!?」
星哉を見つめていると自然と口から零れ落ちた言葉。
独り言のようにつぶやいた言葉に沙希が過剰な反応をする。
「だって……星哉……最近携帯をいじってることが多いから……。メールとか苦手なはずなのになぁ」
「っていうかさ、桃華ってば未練ありすぎ!!もう一回狼谷君と話し合ってみたらどう?性格が合わないなんて最初からわかりきってたことじゃん?」
「うぅ……。そんなハッキリ言わなくても……」
「それにさ、狼谷君、別れた後も桃華のこと目で追ってるよ?」
「ふぅん……。星哉が目であたしを……ねぇ……」