狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
あたしが星哉のことを目で追うように、星哉もあたしを目で追ってくれているなんて。
って、あれ?嘘でしょ……!?
「そ、そ、そ、それって本当に!?本当にあたしのことを目で追ってくれてるの!?」
「ちょっ……――。そんな興奮しないでよ!!」
「お願い!その話、詳しく教えて!!」
隣に座る沙希にそう詰め寄った時、
「……――危ない!!」
そんな声と同時に目の前に迫ってくるボールに気が付いた。