狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
昨日、意を決して沙希に告白した愁太。
もちろん返事はOK!!
二人がずいぶん前から両思いなのを知っていたあたしは『あたし……愁太と付き合い始めたから』って沙希に照れくさそうに言われた時、自分のことのように大喜びしてしまった。
「クリスマス前に彼女作るなんて、愁太の野郎……ムカつくぜ」
「ヒロちゃんはクリスマスどうするの?」
「あ~俺?俺はバイト。本当は今日までだったけど、どうせクリスマスも暇だしもう少し続けさせてもらうことにした。桃華は?」
「あたしは……多分、家にいるな」