狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
「えっ?ちょっと待って……。じゃあ、あの保健室での言葉は……嘘?本当?」
『ちょっと遊んだだけで、付き合ってるって勝手に勘違いしてんじゃねぇよ』
星哉は冷たい表情でそう言い放った。
「あぁ、あれは斉藤にわざと聞かせるために言った。アイツ、稲葉と繋がってただろ?」
えっ?やっぱり、星哉は気付いていたの……?
稲葉君と斉藤君がつながっていたことに。
そうだとしたら、保健室での星哉の斉藤君への冷たい態度にも意味があったんだ……。
「斉藤君も言ってたよ。星哉にはバレてたって」
「あいつ、すげぇ分かりやすかった。全部顔に出てたし」