狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
キスをしながら涙を流すなんて自分でもちょっぴり不思議。


だけど、自分の意思でそれを止めることなんてできない。


キスから感じる星哉の愛。


「明日の約束、覚えてたか?」


「明日……?」


「クリスマスイヴ。空けとけって言っといただろ」


星哉の言葉に、止まりかけていた涙が再び溢れ出す。


「もちろん……空いてるよ!!」


どうしよう……。


幸せすぎるよ……。


あたしは星哉の背中に必死に手を伸ばして抱きつきながら、幸せを噛みしめた……――。
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