狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
最終章 不良彼氏と甘々クリスマス
「星哉……遅いなぁ」
時計の針は約束の18時を過ぎた。
『18時、駅前の時計台の下』
不安になって朝届いたメールを確認する。
「やっぱり18時であってる……」
ポツリとそう漏らした時、ふと目の前から歩いてきた人物に目がいった。
「嘘……」
星哉の後を追いかけるように走る瑞穂ちゃんの姿。
どうして二人がここに……?
急に不安が体中を襲い、めまいがしてしまいそうになる。