狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
「探し物があるなら、俺、手伝うよ」
「あっ……、ありがとうございます。でも、自分で探すので……」
「そんな遠慮すんなって~。一人で探すより人数多い方が見つけやすいし」
「でも……」
「で、何を探してんの?」
断ろうとしても、一方的に話を進めようとする男の子。
男の子はタバコをくわえながら取り出した携帯をあたしに差し出す。
ディスプレイには電話番号が表示されたいた。