嘘つきな恋の始まり
「もし可能であれば僕を君の王子様にさせてくれない?」
〝君の王子様?〟
は?私の王子様が…え?君の王子様?
キラッキラな笑顔でとんでもないことを言われて
私の思考は停止。
「いまの僕なら水色ちゃんを救えると思うんだ、ダメ?」
「いえいえいえ!!!」
右手首が取れるんじゃないかってほど勢い良く左右に振った
「あ、分かりづらかったよね、要は僕のところで働かない?お給料は月100万。どう?女子高生じゃあ到底稼げない金額だと思うし良い話だと思うんだけど」
「っ…ひゃ…ひゃくまん…っ!?」
今まで貰ったことのない金額を言われてたじろいだ
「あ、もちろん僕にカラダを売るとか…いや、そうなるのかな?」