愛 -ｴｲｴﾝ-

 はじまり 

陸斗(ﾘｸﾄ)「瑛奈！海斗！早く！早くしないと砂場先越されちゃうよ！」

海斗(ｶｲﾄ)「うん！急ごう！」

瑛奈(ｱｷﾅ)「ﾊｧﾊｧ…ちょっと待ってよぉ！ﾊｧﾊｧ」

陸斗と海斗は一卵性の双子。瑛奈とは親同士仲が良く、瑛奈と陸斗と海斗は産まれた時からずっと３人一緒だった。

瑛奈「“ﾄﾞｻｯ”いｯ痛ぁい(涙)」

海斗「あｯ瑛奈！大丈夫?!」

陸斗「…何してんだよ？ﾄﾞｰｼﾞ。」

３人のいつものたまり場となっている公園の砂場へと急ぐ中、転んでしまった瑛奈に海斗と陸斗は駆け寄り声を掛けた。

海斗「なんで陸斗はそうゆう言い方しか出来ないんだよ？」

陸斗「ｳﾙｻｲなー……はい。」

瑛奈「陸斗、海斗ありがと♪」

海斗の言葉に眉をしかめながらも、陸斗は手を差し延べると、瑛奈は嬉しそうに立ち上がったた。

陸斗「よし、急ぐぞ！」

瑛奈「うん♪海斗も行こ！」

海斗「うん！」

手を引く陸斗に瑛奈は、海斗の手を取ると、３人は再び走り出した。

この時、幼い３人はずっと一緒に…永遠にいられると思ったんだ。