愛 -エイエン-
「…ッ!!…ッ陸斗、ちょっと待ってよッ…ケーキは!?」

「…だから瑛奈が食べさせてくれるんでしょ?」

驚きながら言う瑛奈に、陸斗は真顔で言った。

「…??」

「はい、これ食べて♪ア〜ン♪」

瑛奈には陸斗の言葉の意味が分からず、キョトンッとした表情を見せ、理解出来ずにいると、陸斗は笑顔でケーキを瑛奈の口へと運んだ。

「それちょっと頂戴♪」

「?…ンッ!?」

“チュッ”

「うん♪うまい♪」

「…(照)ッ何して…」

困惑している瑛奈に陸斗は口づけをすると、瑛奈の口に入ったケーキを口移しで食べたのだった。

「だって瑛奈が食べさせてくれるって言ったんじゃん?遠慮しなくていいんだろ?♪」

驚きながら困惑している瑛奈に、陸斗はイタズラっぽい表情を見せた。

「ッそうゆう意味で言ったんじゃな…ッ」

陸斗は瑛奈の言葉を聞かずにもう1度口づけをした。

「…陸斗ちょっと待って。智美サン達帰ってきちゃうよ。」

「大丈夫♪…んじゃ、いただきます♪」

口づけボーッとしている瑛奈に、陸斗はそう言うと手を胸に持っていった。

“サワサワ”

「…瑛奈、顔かなり赤いよ?(笑)」

「陸斗ちょっと待って…恥ずかしい…。」

陸斗は瑛奈の言葉を聞かず、胸を洋服の上から触った。
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