愛 -エイエン-
−数時間後−

「あっもうこんな時間!!みんなお風呂沸いてるから、お風呂入ってそろそろ寝なさい♪きぃチャンの着替えは上の客間に用意しておいたから♪」

「ありがとうございます♪」

みんなで時間を忘れて昔話に盛り上がっていた。



「瑛奈〜!俺もう風呂上がったから、次入れよ♪」

「あっうん♪…陸斗覗かないでよ?」

陸斗はお風呂から上がると瑛奈を呼びにきた。

「あ〜…覗くかも。」

「…バカ。(笑)」

陸斗の冗談に笑いながら、瑛奈は着替えを持つとお風呂場へと向かった。



「良い湯だったな〜♪」

お風呂から上がった瑛奈は体を拭きながら鼻歌を歌っていた。

“ガチャッ”

「…ッ海…!!キャー!!」

「…ッ!?あっ!!瑛奈!?ごめん!!」

下着を付けようとした時、ちょうど海斗が入ってきた。

“バタンッ”

「(…どうしよう…見られちゃったかなぁ…。)」

一瞬だけど裸を見られてしまい、瑛奈は恥ずかしさでしばらくの間動けずにいた。



“コンコンッ”

「(照)…海斗?お風呂空いたから…。」

「あっ…うん。分かった。」

着替え終わると瑛奈は海斗の部屋のドアを叩くと声を掛けた。

「…じゃあ、おやすみなさい☆」

「…うん。おやすみ(照)」

瑛奈の裸を見てしまった海斗は、目を見る事が出来ず、あいづちを返すのがイッパイイッパイだった。
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