愛 -エイエン-
「…何だよ〜。見せてくれたっていいじゃん?」

陸斗は不機嫌になるとベットに再び寝転んでしまった。

「(笑)もぉ〜…陸斗クン♪機嫌直してよ♪」

「………。」

言葉を返さない陸斗に、瑛奈はそう言うとベットに入り、陸斗の背中に顔をうずめた。

「(…こいつ絶対何も考えてないよ。)」

「…そういえばさぁ。さっき海斗に裸見られちゃった…。どうしよ〜恥ずかしくて海斗の顔まともに見れないよ。」

「…はぁ!?見られたって!?」

瑛奈の言葉に陸斗は起き上がって言った。

「ッいや…さっきお風呂上がって着替えようとした時、ちょうど海斗が入ってきて…。」

「……。」

瑛奈の言葉に陸斗は黙ってしまった。

「…陸斗怒った??」

「…た。」

「えっ!?何?よく聞こえないよ。」

“バンッ”

「ッ怒った!!」

陸斗はそう言うと瑛奈をベットに押し倒した。
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