愛 -エイエン-
陸斗は無言で瑛奈のパジャマのボタンを再び外していった。

「ッ陸斗冗談やめてよ!?」

「…これが冗談だと思う?」

瑛奈はボタンを外す陸斗の手を振りほどこうとすると、陸斗は真顔で言った。

「ッでも…!?」

瑛奈の言葉を途切るように陸斗が口づけをした。

「…瑛奈、俺の事好き?」

「…当たり前だよ。好きだよ?…ンッ!?」

陸斗は瑛奈の言葉を聞くと再び口づけをした。

今度は唇を合わせるだけではない大人のキス。



陸斗の舌に合わせて瑛奈も戸惑いながらも一生懸命舌を絡ませる。

「…ハァハァハァ。」

息が続く限りに舌をからませ、唇を離すと2人は暫くの間見つめ合った。 

「…瑛奈…いい?」

「…ッうん。陸斗と一緒になりたい。」

陸斗の言葉に、意を決したように瑛奈は言った。
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