チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
だけど、虎ちゃんがあたしの横でヘラッと笑う。


「心配すんな。俺のダチだって言えば、みんなビビって近づかないから」



「そーなの?虎ちゃんって…スゴイんだね」



心なしか、弥生ちゃんの頬がほのかに染まっているよーな。







「やっ……弥生ちゃん、騙されちゃダメだって。虎ちゃんは大塚さんに簡単にキスしちゃうよーなヤツだよ!?本なら俺が買ってあげるから」


そこまで言ったら、虎ちゃんに胸ぐらを掴まれた。


「お前なー、セコいんだよ。弥生は俺から借りたいって言ってんの、わかった?」
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