チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
「行かないから!」


「お前が決めることじゃねーんだよ。俺が言うことは、絶対なの。乙葉、明日俺とコイツと嵐でダブルデートすっから。絶対に来いよ?」


虎ちゃんは嵐と弥生ちゃんを見る。








嵐はやっとのことでベッドから起き上がると、今度は身を乗り出して虎ちゃんに近づいていく。


「だ……ダブルデート!?誰と誰がっ」


「だ~から、お前と俺。嵐と弥生で、だ」


虎ちゃんは嵐とあたしと弥生ちゃんを順番に指差していく。


「なっ……」


そうだよ、嵐!


ここで断るのよっ!!


あたしは思わず、ガッツポーズを作っていた。
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