チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
開いたドアから、背の高い金髪の男の子が現れた。



イケメンなんだけど、とりあえずそれは置いておいて……。



金属バットを肩に担ぎ、満面の笑み。



そして……。



――ガシャーン!!



思いっきり、廊下側にある窓を叩き割った。



う……わぁ、また変なのが出てきた!!





途端に静まりかえる、教室の中。



ケンカを続けていたふたりも、その音にビビったのか動きを止めて金髪の彼の方を見ている。
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