チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
「よぉ、久しぶり」


「えっ……?」


いきなり後ろから声をかけられた。


明るい茶髪に、ガチガチに固めた威圧感のあるヘアスタイル。


そんなひとりのヤンキーが、挑発的な目であたしを見ている。






久しぶり……って。


嵐の知り合いなのかな。


キョトンとしてるあたしを見て、眉をひそめている。


「お前。荻高の桃谷だろ?」


「そーだけど……」


ヤンキーの怪しい雰囲気に怯えつつ、とりあえず頷いた。
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