チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
「ちょ…待てって。じゃー、俺はどうすれば」


「とりあえずそのまま学校の外に出て、それから考えて?」


あたしは嵐にバッグを押し付け、自分はすぐに教室に戻った。


きっと怒ってるだろうけど、今はもうこうすることしか思い浮かばなくて。


っていうよりも、あたしはもう、


また嵐の格好をする気には、なれなかったんだ。






教室に戻ると、弥生ちゃんがあたしの方にやってきた。


「あれっ…乙葉ちゃん、いつ着替えたの!?」


「んっ!?あぁ…あたしのカバン、空き教室に置いてたの」


なんて適当なことを言ったら。
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