チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
「おい、桃谷。こんなとこでなにしてんだ?」


ドキッ。


見知らぬ男の子に声をかけられた。


荻高とはまた別の制服。


敵か味方か……。


どっちにしろ、逃げるが一番?


思わず後ずさりをしたら、グイッと腕を引っ張られた。








「ちょっと顔貸せよ。こないだはウチの後輩が世話になったみたいで」


凄まれて、確信した。


てっ……敵だぁ~~~~~~っ!!


「誤解ですっ、俺は桃谷じゃなくてっ」


「しらばっくれんなよ?それにしても、噂通りだな。かわいい顔してんじゃん。俺がかわいがってやるよ」


きゃーーーーーーーーーーっ!!!!

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