チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
「やめてーーーーっ!!」


「声まで女みてぇだよな」


「嫌っ」


身をよじって逃げようとするけれど、男の力が強すぎてビクともしない。


「ちょっと大人しくしててもらおーか」


ヒョイと肩に担がれ、もうどうすることもできなくなってしまった。


男の肩の上で、ジタバタと手足を揺らすけど、手ごたえがない。







「めちゃくちゃ軽いな。こんな弱ッちぃやつにヤられたのか?マジかよ」


嵐のバカー!!


そろそろヤられるってわかってて、まさかあたしと交代してたんだとしたら、許さないから。


もしそうだとしたら、ホントにアイツは卑怯な悪魔なんだから!!


性格悪すぎっ!!

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