チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
――ツンツン。


あたしの脇腹に、なにかが当たる。


……ん?


「ぎっ……」


叫びそうになって、思わず口を塞いだ。


となりの席の虎ちゃんが、あたしにエロ雑誌を突きつけてきていた。


「まわってきた」


「いっ…いらない」


あたしは雑誌から目を背け、虎ちゃんに雑誌を突き返す。







「俺もいらね~から。お前、読めよ」


「俺もいらないっ!!」
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