チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
あたしたち愛し合ってます!?
「おい~、嵐…体育ダルくね?サボろーぜ」
「そ…だな」
今日、あたしは……嵐と入れ替わって、荻高に潜入している。
朝、虎ちゃんにカミングアウトしようと思ったものの、全然気がついてる風じゃない。
やっぱりあたしだって気づいてないの?
面白いから、このまま黙ってよーと思う。
虎ちゃんとふたりでやってきたのは、ちょうど授業がなくて、誰も使っていない音楽室。
「俺、コッチで寝てる」
そう言いのこして、虎ちゃんは床にゴロンと横たわった。