チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
――ガラッ。



……え。




「あ……」



音楽室を開けた生徒と、バッチリ目が合った。



生徒は、あたしたちを見たまま固まっている。








「わ……悪い!!まさか人がいるなんて」



ぴゅーっ!!と音が聞こえそうなぐらいの早足で、男の子は去っていった。



「あたしたち……勘違いされた?」



「っていうか、どーみてもヤバいな。この状況は……」



立ったまま虎ちゃんがあたしの足の間に膝を入れていて、両手を壁におしつけ激しいキスをしていて。



これは……かなりマズい。


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