チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「ハッキリしろ？乙葉にケンカ止められてっけどな。

場合によっちゃ、コイツは地獄行き決定」


俺の前で、ポキポキと軽快に指を鳴らす虎ちゃん。


ヤバい…。


マジでやりかねねーな。


もしそうなったら、俺と虎ちゃんがデキてるって、認めてるよーなもんだし。


それだけは、絶対に避けたい。





「いや、コイツ…俺と虎ちゃんがデキてるって言ってて…」


てっきり驚くと思ってた虎ちゃんが、


爆笑し始めた。


…あれっ？


「アハハハハ！そーだったな。悪い、嵐」


「…え？」


「こないだ乙葉と入れ替わったとき、勢いついて止まんなくなって」


「入れ替わった…って、つまり」


「嵐の乙葉を、押し倒した」


「おいっ！！」


「だってな、アイツかわいすぎて」


デレデレしてるけど、そんときの見た目は俺だぞ？


虎ちゃん、大丈夫か？