チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
メガネ女子・乙葉
――キーンコーンカーンコーン。







チャイムが鳴るのを聞いたあと、あたしはカバンを持って目的の教室へと移動する。



目指すは、2年A組。



『いいか、乙葉。教室に入るのは、チャイムが鳴ったあと。遅刻するのが当たり前って顔で、教室に入れよ?』



こう言っていた嵐の言いつけ通り、あたしはチャイムが鳴るのを体育館裏で、じっと待っていた。


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